コヨーテ・アグリー
ニューヨークに実在するナイトクラブ「コヨーテ・アグリー」を舞台に、
ソングライターを目指して田舎からニューヨークに出てきた少女ヴァイオレットが成功していくまでを描いた
青春サクセス・ストーリーという感じか。
以下、ネタバレ注意ね。
普通に面白かった。観てよかったわ。
クラブでのダンスも、エロスピーディーな雰囲気がよく出てて、マジでここ行ってみたいと思った。
バーテンダーの女のコたちも全員キュートだったしね。
ラストとかも、夢を適えてヴァイオレットが出した曲「Can't Fight The Moonlight」を、
実際にテーマ曲を歌っているリアン・ライムスが店のステージ(カウンターだけど)に乗って歌うトコとか、
「ストリート・オブ・ファイヤー」のラストをホンのちょっぴり思い出す感じでよかった。
(この曲のプロモがまさにこのシーンそのままなんだよね。ちょっと感動)
ただな、気になる点も残ってて、ステージ恐怖症のために「シンガーソングライター」ではなく
「ソングライター」を目指さざるを得なかったヴァイオレットが、ラストで人前で歌って恐怖症を克服したのに、
結局「ソングライター」になっている点。何で自分で歌わないの???
あと、「コヨーテ・アグリー」の店の意味。あの店に居て、お給金以外の点でヴァイオレットにプラスになった点は?
ステージ恐怖症を克服できたのは、店で客の前でジュークボックスに合わせて歌って慣れたからでも何でもなく、
彼氏が照明消してくれたから、暗闇で落ち着いて歌えただけ。店の人間は悩み等を聞いてくれたわけでもなく、仕事の付き合いばかり。
結局、「コヨーテ・アグリー」が出て来る時は、イベント時とセクシーダンスシーンだけ。
「女のコが夢を叶えるための通過点です」っぽいただの「背景」になってて、店は表層的な描かれ方してるだけだった。
「コヨーテ・アグリー」を謳うのなら、もうちょっと「店ありき」じゃないと違和感を感じるよね。
まぁ、面白かっただけに目に付く部分があって惜しい。
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