ローレライ

借りてきたローレライだが、DVDの状態が悪くて観れたもんじゃなかったので、
返却時にクレームつけてやることにした。
まぁ、途中までは見れたんだけれども、ちょっと観ただけで、もう萎え気味。


冒頭で、役所広司堤真一が話すシーンがあって、
「君は、ドストエフスキーの『罪と罰』を読んだことがあるかね?
 高利貸の老婆を殺してしまったラスコーリニコフは、罪の意識に苛まれ
 娼婦に罪を告白して・・・」
と、堤が能書きたれるところがあるんだけど、
その言い方がもうね、いかにも「あらすじは読みました^^」みたいな言い方で、
お前、そんな誰でも聞いたことあるようなあらすじ語ってインテリぶってんじゃねーぞと。本当に読んだのかと。
大体、役所が「いえ、読んだことありません」というと、「そうか・・・」とか言って話終わるし、
お前、つまり何が言いたかったのかと(もしか最後に伏線張ってあるとか?)。


ドストが引用されるのって大概「罪と罰」で、さらに内容には大して触れられず、
「高利貸の老婆を殺した」「娼婦に告白」というキーワード並べて、得意気に文学ぶって語られるだけ。
そもそも、ラスコは老婆を殺したことに罪の意識なんてたいして感じてねーだろ。
殺人くらいでビクつく自分は英雄(ナポレオン)たりえなかったと苦悩してるだけ。


・・・とまぁ、冒頭から萎えたので、正直観たくなくなった。
まぁ、でも観るけどな。