マイクロマネジメント

恥ずかしながら、この言葉知りませんでした*´Д`)
読んで字の如く、細かいところまでいちいち管理する手法だ。
対義語は、マクロマネジメント。
大抵、マイクロマネジメントは否定的な用途で使われることが多い。


スタッフが未熟な場合はマイクロマネジメントで管理を行い、
スタッフが育ってきたら、徐々にマクロマネジメントにシフトしていく。
そして、育ったスタッフが、またその配下をマイクロマネジメントで管理する。
こうやって、スタッフに任せながら伝播していくのが理想だろう。


ただ、これは当然ながら大分難しい。
できる人ほど効率の良い自分のやり方が身についているため、
そのやり方をしていないスタッフに対して、何故やらないのか干渉し、何故できないのか憤慨する。
スタッフの個性に合わせて導けるなら素晴らしいが、大抵は自分の型にはめようとする押し付けだ。


そして、干渉のし過ぎはスタッフの自立心と自信を削ぎ落とし、信頼感を失わせる。
但し、マネージャもチームとしてのパフォーマンスや成果物に対して責任があるため、ある程度は干渉せざるを得ない。
要所だけ締めれば良いと言うのは簡単で、このバランスが難しい。


で、それに対するプラクティスって訳でもないのだが、興味深い記事を発見した。
アジャイルはマイクロマネジメント


アジャイルスクラムでは、日々ミーティングを行い、作業内容や状況をいちいち報告する必要がある。
また、ペアプログラミングは、はっきり言って常時監視だ。鼻もほじれない。
ゆえに、アジャイル≒マイクロマネジメントとみなす人が多いらしい。
ただ、この管理監督者を、マネージャという個人ではなく、チームという全体だとみなすことが重要だ。
「マイクロマネージャは、自分が責任者であり、制御者ではないことを理解しなくてはならない」だ。


提唱者の真意は違うかもしれないが、この話から学ぶべきは、
マネージャという個人の独裁にしないということに意義があるのではなかろうか。
アジャイルだろうがウォーターフォールだろうが関係ない。
マネージャは、チームという全体に対してマクロマネジメントを行い、
チームという全体は、セルフ・マイクロマネジメントを行う。
これができれば、マクロとマイクロの融合ができないだろうか。


ただし、これも大分条件がつく。
チームがお互いにマイクロするという共通認識を持っていないといけないし、
チームのマイクロが過ぎると、まだマネージャ一人から管理される方がマシだと思えるほど
チーム全体から集中砲火を喰らうメンバも出るだろう。


要するに、何をしても大変ってことだ。
俺ももう何を書きたかったのか、よく分からん。