皆がちょっとずつ寛容であれば

しばらく前の作品になるが、松本次郎の「革命家の午後」という漫画に
「雑兵敗走記」という話がある。


関ヶ原で豊臣方についた敗残兵が敗走する話なのだが、
過去の自分が寛容でなかったために行なってしまった行為が、
巡り巡って結局は自分たちに降りかかり、裏切られたり殺されたりしてしまうのだ。
「情けは人の為ならず」というか、「因果応報」というか。


この話では何度も
「皆がちょっとずつ寛容であれば、こんな事は起こらなかったのかもな」
という台詞が出てくる。


これは本当にそう思う。
日常の色々な場面で、もう少し他人に優しくしていれば、許すことができていれば、
もうちょっと世の中は潤滑に回るんじゃないのかな。


生きていると、怒ったり、我慢したり、精神衛生上よろしくない局面は多いと思う。
そういう時にちょっと冷静になって、寛容に解決できる道を探すことができればいいな。


・・・と、常時イライラしている仕事場の隣の人を見ながら思ったw

革命家の午後 (Fx COMICS)

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