倒産しますた

もう数日前の話になるけど、遂に(というか、やっとというか)倒産した。
「潰れるまで居るよ(笑」なんて冗談で話してたが、本当に潰れた。
俺も無職(32歳)だ。


当日、急遽内勤者と外勤者の一部が集められ、
「本日付けで倒産しますた」と社長から告知が。
経営陣以外、本当に誰一人知らなかったらしく(当然俺も)、
営業などは本当に直前まで要員のアサイン等していた。


当然、もうウチは事業者として何も効力もなくなり、
あとは管財人に任せて何もかも放棄せざるを得ない状況になった。
営業は後始末に奔走、技術者は個人として顧客に事情を説明する位しかできないので、
俺も現場に出向いて事情を説明し、作業になるべく支障が無いように善後策を考えた。
その中で、幸いにも今契約してる会社の方から誘われたので、
そのまま社員になっちゃって今の現場に戻る方向で話は進めてもらっている。


周囲への通知だが、親には別に言うことも無いかと思ったけど、次の会社も目処が立ったし言おうかと。
彼女にはもう話したが、事前にトラブル起きたと告げていたのと、
俺が急に仕事場からいなくなったのを察して、エスパー的に倒産だと思ってたらしい。


年金や健康保険を切り替えに区役所行ったりと手続きにも戸惑ったが、
おかしな言い方だが、貴重な体験だった気もする。


ブラウン管の向こうの出来事だと茶の間から他人事のように思ってたことだったが、
やっぱり明日は我が身なんだと痛感した。


それにしても、今年の下半期はイベントトラブル目白押しだ。
きっと忘れられない一年になると思う。