Gジェネ魂〜シーマ・ガラハウ 宇宙の蜉蝣

ガンガム0083にシーマ・ガラハウっつー、オトナな悪女が出てくるんだけど、
(ちなみにガンガムで35歳だと熟女扱いされる・・・むぅ)
結構巷じゃシーマ萌えがいるらしく、何でかと疑問に思ってた。
で、ゲーム如きで恐縮だけど、そのシーマのスピンオフ的なシナリオを体験できた。


元々代行として赴任するはずだった部隊はならず者の集団で、隊長の遥任により無理矢理隊長に任命される。
その部隊は次々と「汚れ仕事」を命ぜられ、その際たるものは、かの「コロニーへの毒ガス注入」。
人々が蟻のように建物から溢れ死に往く様を目にし、心に傷を負う(ゲームにも回想であった)。


ジオン敗走後は、倫理に反した部隊だと本隊との合流を拒否され、独立部隊として生きることを余儀なくされる。
この頃から大義だの正義だのに感化されなくなったと思われる。

「人は正義を口にした瞬間から正義じゃなくなるのさ」 by シーマ・ガラハウ


その後、見捨てられた荒くれ者たちと共に宇宙海賊として「生き延びる」戦いを続けたシーマ。
そして0083年、デラーズやガトーの決起「星の屑作戦」に加わりジオン再興のために戦うも、裏では連邦軍とも内通した。
結局、デラーズフリートの行動は「革命」ではなく「反乱」であり、生き延びようとしたシーマがそれに殉ずる訳もなく。
最終的には寝返りも失敗し、ウラキの大型ガンダムに撃墜されてその一生を終える事になる。


まぁ、純粋に可哀想な人だなぁと。
指揮官としても荒くれ者たちに好かれるカリスマ性はあったと思うし、
パイロットとしても優秀で1年戦争ではエース級の働きを見せ、
「星の屑作戦」でも偽装したガンダム試作4号機ガーベラ・テトラに搭乗している。


こりゃあもうせめてゲームの中だけでも「生き延び」させてやるしかないかなぁ;´Д`)