ザ・コマンダー

ジャン=クロード・ヴァン・ダムの最新作(かもしれない)。
もう慣れたが、「マキシマム・リスク」以降の作品はやはり輝きがないな。


話はまぁありがちな、内紛の起きた国に介入した米国の軍人が
クーデターの標的にされた大統領を守り抜くといった感じのストーリー。
これを本線に、ちょっとしたラブストーリーと、裏切り陰謀テイストが入る。
これビデオ作品らしいけど、ハッキリ言って、ビデオ映画で十分な規模かな・・・。
つまんなくはないし、目に余る矛盾もないけど、別段盛り上がりもない。


あとすげー微妙なのが、ヴァン・ダムの台詞なんだけど、
人がバタバタ死ぬのを見て「仕方ない。これも歴史なんだ」とか、
無茶する女に対して「知性・美貌・石頭。ほどよく混ざってるな」とか、
何かイチイチワザとらしいというか、センスのない格好つけ台詞がポロポロでてくる。
まったく似合わない上に、イケてないのはご愛嬌だな。


何か「マキシマム・リスク」以降の作品って、
ケチつけるほどのことも無いくらい変哲の無い作品ばっかりなんだよね。
「レジョネア」と「ヘル」はちょっとだけ毛色ちがったけど。


でもまぁ、俺ヴァンダマーだから、奴が引退するまで全部観るよ。