Vフォー・ヴェンデッタ

久々に「映画館」ってやつで観てきた。
観る前のイメージは「アントニオ・バンデラスが中に入ってそうな変態仮面アクション」かと思ってたんだけど、
どっちかっていうと「オペラ座の怪人」系の「悲しきマスクマン」って感じでしたな。


ストーリーは、第三次世界大戦後?の英国で、
独裁政府を向こうに回してテロを繰り返す謎のマスクマン「V」のお話。
「V」は政府の人体実験の被害者で個人的な復讐もあったが、それと共に、
400年前に英国を政府から解放しようとして、志半ばで逝ったガイ・フォークスになぞらえ、
ガイ・フォークスが処刑された11月5日(ガイ・フォークス・デイ)に
彼の成し得なかった「国会議事堂の爆破」を決行しようとする・・・と、こんな感じかね。


ちなみに、最後まで「V」の素顔は晒されません。
彼が「理念」のシンボルであり、「人は死んでも理念は死なない」というテーマなので、
顔を出さなかったのは正解じゃあないかなぁと。個人ではなくてあくまで抽象的な存在でしたと。
まぁ、なんだ、平たく言えば板垣退助だ。
もっと分かりやすく言うと、「ナイトライダー」の日本版最終話でマイケル・ナイトの妻スティービーが、
生前に「花は枯れてもその香りは永久に残る」っぽいことを言っていたのと同じだな。
まぁいいや。


萌え萌えナタリー・ポートマンがハゲになったり汚物に塗れたり、なかなか爽快な感じでした。
ハゲっていうと、シガニー・ウィーバーを思い出すなっと。
どうでもいいけど、やっぱナタリーの声はアグネス・チャンに似てるな。


余談だが、今作は昨年公開予定だったそうだが、
米国同時多発テロに気を遣って公開が伸ばし伸ばしになっていたらしい。
まぁ、そうだろうなー。


結構面白かったよ。1800円の価値はあった。