デビルマンレディ終了

やれやれ、連休中に全部見たぞ。
2クール分もあったので大変だったなぁ。


日本は新人類を生み出すためのアスカの実験場で、
自分と同じオーキッド因子を持つものを発掘しようと人々に獣化を促したが、
結局、自分と同じ「進化した人間」は現れず、醜く退化した獣化人間だけが残った。
獣化した人間をデビルマンレディであるジュンに狩らせ、
最後にジュンを殺すことでこの実験に終止符を打とうとした。
だが、モルモットにされた獣化人間の無念を晴らすため、
地獄から蘇ったデビルマンレディに討伐され、神墜つる、と。


創造物を好き勝手し、都合が悪くなったから滅ぼすというのは、
堕天使ルシファーである飛鳥了の最も忌み嫌う「神の所業」ではなかったか。
飛鳥了として描かれたアスカのやることとはとても思えないのだが・・・?


最終的にアスカは一人だけ神の子として進化し、進化に行き詰った人間をどこかに導いたわけでもなく、
おまいは何のための神の子なのかと。存在意義がよくわからん。
ジュンはよかったけどね。弱者を守り、
愛する人の住めない世界にはしないぞ!」という不動イズムが受け継がれていたと思う。


それにしても、なんでアスカはジュンを犯す必要があったのだろうか。
永井豪版みたいに、不動明を地獄から転生させるための母体にするわけでもなし、
ジュンを犯すことが覚醒の契機になるとも思えんし。なんかちょっと萎えたな。
まぁ、一般アニメでセックルシーンを描いたのは凄いと思うけど。


最後は悪魔が神を倒し、ビーストと人間の共存できる世界になりました、で終わり。
永井豪版の、実は大天使ミカエルとのハルマゲドンです、ってのもどうかと思うけど、
これもあんまりな結末だな。終盤まではまぁ、悪くなかったと思うけど、
前述したとおり、同じキャラとして描かれたはずのアスカ蘭から
飛鳥了イズムが感じられなかったので、何か釈然としない終わり方だった。
まぁ、フォローにならんかも知らんが、作品のレベルは低くなかったと思う。