物事の評価

最近、よくラーメン屋にいって色々味わったりしている。
会社の人にラーメン屋の評価サイトを教えて貰って見てみた時、
ちょっと気になる記載を目にした。

カップラーメン級

書いた人の好みに余程あわなかったのだろうか。


OVA版「ロードス島戦記」で、地下迷宮の罠に嵌ってはぐれてしまったパーンとディードリット
「あのエルフ娘(ディードリット)がついてるから大丈夫」と言ったギムを、
ウッド・チャックが「いつも喧嘩してるディードリットの肩を持つなんて変だ」と茶化したことに対し、
ギムが「能力の良し悪しに感情を交えるのは人間だけだ!」と猛るシーンがある。
正にこれだ。人間は物事の評価に感情が必ず入ってしまう。
人間が物事を評価するとき、厳密な意味では「客観性」などというものは存在しない。


ラーメンの評価もそうだ。
まず「好き」か「嫌い」か認識した上で、その後に評価が入る。
嫌いな味だったので「カップラーメン級」と書く場合もあれば、
好きな系統の味だったのに満足できずに「カップラーメン級」と書く場合もある。


例えば、部下の仕事振りを評価するとして、項目が三つあったとする。

  • リーダーシップ
  • スキル
  • 勤務態度

評価する人間が、ある嫌いな人を評価する場合、この三つのどれかに
「自分が評価対象をいかに嫌いか」ということを反映するだろう。
ゴルフのハンディキャップみたいなもんか。嫌いな人にはマイナス評価がデフォで入る。
先ほど、「客観性などというものは存在しない」と書いたが、あえて最初に客観例で書くと

  • リーダーシップ:★★★★☆
  • スキル:★★★☆☆
  • 勤務態度:★★★★☆

↑こんな感じになる人がいて、実際に紙面に現れてくるのは、

  • リーダーシップ:★★★☆☆
  • スキル:★★☆☆☆
  • 勤務態度:★★★☆☆

↑こんなもんだろう。
「いかにこいつが嫌いか」を表現するための対象がこの三項目しかないからだ。


アホな話をすると、もしここに「ムカツキ度」があったら、より客観に近づけるかもしれない。

  • リーダーシップ:★★★★☆
  • スキル:★★★☆☆
  • 勤務態度:★★★★☆
  • ムカツキ度:★★★★★

↑こうやって「ムカツキ度」をMAXにしておけばいいからだ。
そうすれば、意外と評価できるような気がするかどうか。
まぁ、まったく意味のない項目だがな。


何が言いたいかというと、
休出メンドクセーので、こんなくだらねーこと考えながら仕事してるってこった。