ロシアの人名について
仕事が暇なので、調べてみた。
基本は、「名」+「父称」+「姓」らしい。
例えば、「罪と罰」の主人公ロジオン・ロマーヌイチ・ラスコーリニコフだと、
「ラスコーリニコフ家のロマーノ(?)の息子ロジオン君」になる。
女性になるとちょっと変わる。
ラスコーリニコフの美貌の妹アヴドーチャ・ロマーノヴナ・ラスコーリニコヴァは
「ラスコーリニコフ家のロマーノ(?)の娘アヴドーチャさん」。
父称は「〜ヴナ」になり、姓は「〜ヴァ」とか「〜ナ」に変化するようだ。
ヒロインのソーニャとその愚父を見ると分かりやすいかも。
ソフィア・セミョーノヴナ・マルメラードヴァの父親が
セミョーン・ザハールイチ・マルメラードフ。
「マルメラードフ家のセミョーンの娘ソフィアさん」と
「マルメラードフ家のザハール(?)の息子セミョーン君」になる。
おー、うまくできてるもんだ。
ロシア人名は、父称で先祖を辿ることができる仕組みになっているそうだ。
なんだかカッコいいよね。
日本だって昔は「直江山城守兼続」とかだったわけで、
やっぱ各国独特の人名の法則があるもんだなぁ。
ちなみに、一般的に人に名乗るときは「名」+「父称」で名乗るらしい。
そういえば、作中でも「ロジオン・ロマーヌイチ」とか呼ばれてた気がする。
日本で例えると、「山田次郎です」じゃなくて、「太郎の息子次郎です」って感じかな。
他の国は大抵「名」+「姓」だから、「名」+「姓」に勘違いされやすいそうだ。
親しくなると愛称呼びになる。
ロジオン=ロージャ、アヴドーチャ=ドゥーニャ、ソフィア=ソーニャといった具合だ。
英語圏もジョンだのボブだのメグだのベスだのいうよね。
そういえば、日本は大人になると親しくなっても愛称で呼ばないなぁ。
愛称で呼ぶのは子供のうちだよなー、フツー。
むー、このネタはなかなか面白いな。
ロシア以外の国の人名も調べると面白そうだ。
気が向いたらまた調べてみることにする。