ペールゼン・ファイルズ(5)
第9話「ダウンバースト」
−200度の超寒波の中を「生き残る」ため、ATの生命線ポリマーリンゲル液の配合が
AT開発経験者の「臆病者」コチャックに託される。
「コチャックの臆病さに見られる危機回避能力」とはカッコイイな。
ちょうど今読んでる「ラストレッドショルダー」でも、
「力強いが早死にする奴」と「弱々しいが長生きする奴」の話が出てたし。
キリコは、言わずと知れた遺伝確率250億分の1の遺伝子レベルの異能生存体だが、
他の奴はペールゼンの言うとおり異能生存体ではなく、近似値レベルの「生き残るのに長けた」戦士たちなんだろう。
コチャックは臆病さゆえの危機回避能力に長け、ゴダンは仲間を売っても生き残る術に長ける。
ザキは今回の話からすると、ペールゼンが後に開発する人工異能生存体・パーフェクトソルジャーの試作品?
バーコフは未だ正体が知れんが、最終巻に期待しよう。
ちなみに、残念ながら、違う意味で異能生存体だったOoO少尉は配合比率を誤り爆死。
バイバイブラザー。いつかお前を忘れちまうだろう。俺もいずれ同じ。
第10話「戦略動議」
5人の不死身ぶりを目にしたウォッカムは、平和的解決に向かっていた百年戦争に
新たな戦略動議を提出・・・バララントの軍事拠点「惑星モナド」攻略戦。
この難攻不落の要塞に1億2000万人の兵を投入し、1億1999万9995人を捨て駒に不死身の5人を送り込む壮絶戦だ。
さてさて、ウォッカムの狙いはなんだろうか。
今更地位や名誉が欲しそうには見えんしなぁ。
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