カラマーゾフの兄弟

やっと読み終わたー。長かった。
去年の日記を見ると、少なくとも今頃はもう読んでたようだ。


あんま詳しい解説とか感想とか書けんけども、気になったのは、
「聖者は腐臭を放たない」という人々の期待を裏切った聖者ゾシマ長老、
「臭い女」から産み落とされた「臭男」スメルジャコフ、「死臭を放たなかった」良児イリューシャ。
ついでにいうと、臭いに関する描写のあった人物は、何故か作中で全員死んでます。


「ウラ読み〜」本では、ゾシマ長老の腐臭はスメルジャコフが彼の私生児であるというメタファーであり、
フョードルの揶揄した「坊さん女郎」での聖者の隠れた淫蕩の結果じゃないか、みたいに書いてたような。
それに対するイリューシャの死臭についての描写は何を意味してるんだろう・・・。
まぁ、そのうちまた読むと思うので、またゆっくり考えよう。


どうやらこの「カラマーゾフ」は上下二篇予定だったらしいが、作者が亡くなってしまったので未完とのこと。
続編は、旅に出た三男アリョーシャが革命家となり、成長した子供達(コーリャやスムーロフかな?)と革命を起そうとする話、という説があるらしい。
とても面白そうなので、残念だ。


・・・とりあえず仕事仲間に借りた「ブラック・ラグーン」読まないと。