デビルマンの悪魔学

「悪魔聖誕―デビルマン悪魔学」読み終わったので、
「白痴」の残りを再び読み始めた。
って、いつまで読んでるんだと。気合であと200p嫁。


でも「悪魔聖誕」は面白かった。
デビルマンといいつつも、中身は「悪魔学」の入門書になっている。
で、悪魔学を語る過程で、「デビルマンではこのように描かれている」的に
デビルマン」がトピックス的に出てくる形式だ。
というか、むしろ「デビルマン」あんま出て来ない。


興味深かったのは、悪魔ってなんでああいう異形な姿をしているのかって話。
(例えば、獅子の顔と蛇の尾を持つ、みたいなね)
異端審問と異教弾圧で屍山血河を築いてきた某唯一神教が、
異教弾圧の過程で他宗教の神々を否定し、「あれは神ではございません。悪魔の化身です」とのたまう。
エジプトの宗教なんかは動物を聖獣として崇めているので、
つまり「悪魔=(某宗教にとっての)異端の神々」っていうことになる。ステキな宗教だな。
こういう理由なら、確かに悪魔が異形であるのに合点がいく。


最後の方に悪魔リストがあるんだけど、
デビルマン」で明に取り憑こうとしたアモンの説明もあり、
うろ覚えだけど「頭は鴉で蛇の尾を持つ狼の姿」みたいな感じだったかな。
まさしく「デビルマン」じゃんか!と。


うむ、なかなか勉強になった。
まったくどこにも使えん知識だがな。