時計じかけのオレンジ

何か凄い映画だったなぁと。コメントが非常に難しい。


途中で感じたのは、何とない嫌悪感かな。
犯罪者に人格なんかねーと思ってるけど、
出所したアレックスを昔の仲間がボロキレのように痛めつけるシーンや、
息子を見限って他人を家族に入れている両親には胸クソ悪くなった。
宗教が「罪を憎んで人を憎まず」の精神を掲げる理由がなんとなく分かった気がした。


ラストのね「完璧に治ったぞ」ってセリフがよく分からん。
ベートーベン聴いても大丈夫になってるし(ラストのは第九?)、
セックスのイメージみたいのがアレックスに浮かんできてるし、
でも、治ったきっかけって何だ?自殺未遂で死に掛けたこと?


入院中に精神科医みたいのに絵を見せられて答えるシーンがあるけど、
あれに何かアレックスの内面が変化した様子が見て取れるんだろうか。
俺は心理学とかディープにやってないからわからんが。


この映画の若造たちは、ロシア語くずれみたいな妙な言語使ってて、
字幕も音をそのまま載せてるから、何を言ってんのかわからんかった。
「ホラーショー」って「ハラショー」なのかよ!


頭悪くて一回ではよくわからんので、
そのうちもっかい観てみようと思う。